2007年07月29日

マッキンゼー式 世界最強の問題解決テクニック 第4章

第4章 分析結果を解釈する


 これまでの第1〜3章では、最初の仮説を立てるところ
から分析の計画を経て、分析の対象となるデータの収集まで
を取り上げた。
 本章では、どのように分析から結論を導き出し、有益な
提案にまとめるのか
を紹介し、自分の組織で実践するには
どうすればよいかを説明する。


1.データを理解する

 データを分析するのに実際に用いるテクニックは、どう
いう分析をしているか、どういう会社・業種かによって
違ってくる。ここでは、実際の分析で具体的に説明するの
ではなく、どの分析を選んで場合でも、その結果をまとめて
重要な決定を下すようなテクニックを見ていく。

・80対20の法則
  この経験則によると、研究による結果の80%が分析した
事例の20%から生み出される
。経済学者のビルフレート・
パレートにまでさかのぼる。つまり、対象となっている一連
の要素のうち、ほんの一握りの要素が結果の大部分の源泉で
ある
のが一般的であるということである。

・毎日一つチャートを作る
  一日の仕事も終わりに差し掛かったら、「今日学んだ最も
重要な三つのことは何だろう」
と自問する。退社前の30分ほど
をかけて、それを紙に書きまとめる。これだけのことが、思考
を前進させるのに役立つのである。

・解決策に事実をあてはめるな

  事実が仮説と合致しない場合、変えなければならないのは
仮説の方であって、事実ではない。

<教訓と成功例>
・「だからどうなのだ?」と考える
  その分析は何を物語っているのか、そのことがどう役立つ
のか、どういう提案につながるのか
、と自問する。
・的外れでないことを確かめる
・分析には限界があることを忘れない


<活用・実践ガイド>
・事実と仮説と矛盾するときは、仮説を変える
  事実と仮説と矛盾するときは、事実を隠したりしないで
仮説を変えなければならない。

・80対20の法則を活用する
  例外なく利用できるわけではないが、予測するときの
ツールとして役に立つ。数値データにこの法則を応用すれば
「だからどうなのだ?」のテストに合格するような知見が
いくらでも引き出すことができる。



2.最終結果を生み出す

 「最終結果」といっても、解決策をクライアントに伝える
のに用いるチャート、スライドなどを集めたものを指している
のではない。ここでいう最終結果とは、伝えるメッセージの
中身のことだ。つまり、あなたがデータの意味をどう捉えて
いるかを示したもの
である。
 ここでは、ストーリーから解決策に進む方法を説明する。


・クライアントに合った解決策を提案する
  経営は、政治と同じく、可能性模索術である。成功を約束
するような最高に素晴らしい解決策といえども、クライアント
や会社が実行できなければ全くの無駄骨に終わってしまう。
 それを防ぐには、クライアントや会社を良く知り、それらの
強み、弱点、能力、さらには何ができて、何ができないのかを
探る
。こうした要素を念頭において、それらに合わせて解決策
を考えていく


<教訓と成功例>
・クライアントの眼を通して見る
  「その分析が、あなたにとって何の意味するかではなく
クライアントに何をもたらすのかを考えよう」

            (ケネディ元大統領の言葉を引用)
       
・クライアントの能力の限界を考慮する
  最終結果をまとめるときは、提案がクライアントにとって
実行可能かどうかを常に考える
。また、分析そのものも、大体
において部外者に理解できるものでなければならない
。その
最大の理由は、分析が最終的に決定・実行する人たちに理解
されなければ、彼らの支持を得にくいからだ。

<活用・実践ガイド>
・クライアントが変化を起こすのを手伝う
  問題解決プロセスの目標は、素晴らしいアイデアを思い
つくことだけではない。この上なく優れたアイデアや巧妙な
戦略でも、クライアントに受け入れられない実行されなかった
ら何の価値もないからだ。
 つまり、ありったけの事実をストーリーに盛り込まないと
いうことである。
そんなことをしてしまうと、聞く側が関係の
無い細部に気を取られ、ストーリーが伝わりにくくなってしまう。


<まとめ>
 データの解釈には二つの構成要素がある。
 内部的には、事実をつなぎ合わせて、提案に導いてくれる
ような筋の通った概念にする
こと。
 外部的には、事実を最終結果にまとめて、クライアントに
提案を伝えるのに用いる
ことだ。
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