2007年07月29日

マッキンゼー式 世界最強の問題解決テクニック 第4章

第4章 分析結果を解釈する


 これまでの第1〜3章では、最初の仮説を立てるところ
から分析の計画を経て、分析の対象となるデータの収集まで
を取り上げた。
 本章では、どのように分析から結論を導き出し、有益な
提案にまとめるのか
を紹介し、自分の組織で実践するには
どうすればよいかを説明する。


1.データを理解する

 データを分析するのに実際に用いるテクニックは、どう
いう分析をしているか、どういう会社・業種かによって
違ってくる。ここでは、実際の分析で具体的に説明するの
ではなく、どの分析を選んで場合でも、その結果をまとめて
重要な決定を下すようなテクニックを見ていく。

・80対20の法則
  この経験則によると、研究による結果の80%が分析した
事例の20%から生み出される
。経済学者のビルフレート・
パレートにまでさかのぼる。つまり、対象となっている一連
の要素のうち、ほんの一握りの要素が結果の大部分の源泉で
ある
のが一般的であるということである。

・毎日一つチャートを作る
  一日の仕事も終わりに差し掛かったら、「今日学んだ最も
重要な三つのことは何だろう」
と自問する。退社前の30分ほど
をかけて、それを紙に書きまとめる。これだけのことが、思考
を前進させるのに役立つのである。

・解決策に事実をあてはめるな

  事実が仮説と合致しない場合、変えなければならないのは
仮説の方であって、事実ではない。

<教訓と成功例>
・「だからどうなのだ?」と考える
  その分析は何を物語っているのか、そのことがどう役立つ
のか、どういう提案につながるのか
、と自問する。
・的外れでないことを確かめる
・分析には限界があることを忘れない


<活用・実践ガイド>
・事実と仮説と矛盾するときは、仮説を変える
  事実と仮説と矛盾するときは、事実を隠したりしないで
仮説を変えなければならない。

・80対20の法則を活用する
  例外なく利用できるわけではないが、予測するときの
ツールとして役に立つ。数値データにこの法則を応用すれば
「だからどうなのだ?」のテストに合格するような知見が
いくらでも引き出すことができる。



2.最終結果を生み出す

 「最終結果」といっても、解決策をクライアントに伝える
のに用いるチャート、スライドなどを集めたものを指している
のではない。ここでいう最終結果とは、伝えるメッセージの
中身のことだ。つまり、あなたがデータの意味をどう捉えて
いるかを示したもの
である。
 ここでは、ストーリーから解決策に進む方法を説明する。


・クライアントに合った解決策を提案する
  経営は、政治と同じく、可能性模索術である。成功を約束
するような最高に素晴らしい解決策といえども、クライアント
や会社が実行できなければ全くの無駄骨に終わってしまう。
 それを防ぐには、クライアントや会社を良く知り、それらの
強み、弱点、能力、さらには何ができて、何ができないのかを
探る
。こうした要素を念頭において、それらに合わせて解決策
を考えていく


<教訓と成功例>
・クライアントの眼を通して見る
  「その分析が、あなたにとって何の意味するかではなく
クライアントに何をもたらすのかを考えよう」

            (ケネディ元大統領の言葉を引用)
       
・クライアントの能力の限界を考慮する
  最終結果をまとめるときは、提案がクライアントにとって
実行可能かどうかを常に考える
。また、分析そのものも、大体
において部外者に理解できるものでなければならない
。その
最大の理由は、分析が最終的に決定・実行する人たちに理解
されなければ、彼らの支持を得にくいからだ。

<活用・実践ガイド>
・クライアントが変化を起こすのを手伝う
  問題解決プロセスの目標は、素晴らしいアイデアを思い
つくことだけではない。この上なく優れたアイデアや巧妙な
戦略でも、クライアントに受け入れられない実行されなかった
ら何の価値もないからだ。
 つまり、ありったけの事実をストーリーに盛り込まないと
いうことである。
そんなことをしてしまうと、聞く側が関係の
無い細部に気を取られ、ストーリーが伝わりにくくなってしまう。


<まとめ>
 データの解釈には二つの構成要素がある。
 内部的には、事実をつなぎ合わせて、提案に導いてくれる
ような筋の通った概念にする
こと。
 外部的には、事実を最終結果にまとめて、クライアントに
提案を伝えるのに用いる
ことだ。

2007年07月27日

マッキンゼー式 世界最強の問題解決テクニック 第3章

第3章 データを収集する


仮説を立て、それを証明するのに必要な分析方法が
決まったら、次は分析を行うためのデータを収集する。
この章では、データ収集という興味の尽きない世界に
奥深く分け入っていきましょう。


1.リサーチの戦略とツール
   リサーチするときは、できるだけ多くの情報を
集めるのではなく、最も重要な情報をできるだけ迅速
に集める
べきです。

・問題解決は「事実」から出発する
  問題解決は、事実に依存している。事実はまた
クライアントの不信感を払拭し、仕事ができるという
ことを証明できる。
  事実の威力にもかかわらず、ビジネスに携わる人
の多くは事実を恐れている。だが、嫌な事実を見ない
ようにしたところで、避けられない事態を遅らせるの
が関の山だ。

・具体的なリサーチの実践テクニック
   リサーチを向上させる三大テクニックとは

 1) まず年次報告書に目を通す
 2) 外れ値に注目する
 3) ベスト・プラクティスを探す



<教訓と実践例>

・自分の組織のデータに関する方針を診断する
・適切なインフラを構築する


<活用・実践ガイド>

・適切な情報源を探す
   「確かな」データ源の重要性を考えて、現在、一般
に利用可能で非常に優れたリサーチツールをいくつか紹介
します。

(サーチエンジン分野)

 Asianet's Select Search Engines
950以上のサーチエンジンが一箇所に
  www.asianet.net/search.html

Findspot
便利なサーチエンジン・ガイドと検索の補佐
   www.findspot.com

Hotbot
一億以上のウェブページの全テキスト
www.hotbot.lycos.com  


(一般情報分野)

AJR NewsLink
米国3400紙、米国以外2000紙以上の新聞へのアクセス
   /ajr.newslink.org/news.html

Business Wire
業界の企業に関するビジネスニュースと情報、最新ニュース
   /www.businesswire.com

Individual.com
企業と業界の無料ニュース、インプットによってカスタマイズ可能
   /www.individual.com


2.面接調査のテクニック

   面接調査で心がけるべきなのは、準備と礼儀である。具体的には

・事前の準備 (面接ガイドの作成)
   質問は、最も重要な3つか4つに絞り込む
   何かお聞きするのを忘れていることはありませんか、と締めくくる
・面接の本質 (聴きかつ導く)
   うなり声などを使い、聞いていることを相手に知らせる
   沈黙している場合も、賛意を示すようなボディランゲージを行う
・面接を成功させる7つの戦略
   ○面接相手の上司にお膳立てしてもらう
   ○二人組みで面接をする
   ○誘導しないで耳を傾ける
   ○相手が言ったことを言い換えて確認する
   ○間接的アプローチを用いる
   ○面接相手に多くを求めすぎない
   ○コロンボ戦術をつかう

     (面接を終えるときに、はたともう一つ質問をする)
・面接の相手を絞り上げ過ぎない
・必ず礼状を書く


<教訓と成功例>
・面接では聞くことに徹する
・面接では、こまやかな配慮をする


<活用・実践ガイド>
・面接前後のフォローに気を配る
  (面接ガイドを事前に送り、終わったら必ず礼状を送る


3.ナレッジ・マネジメントを究める

   データと情報は、知識ではない。データは事実であり、発生
したことの観測結果であり数字である。情報は、データを集めた
ものや、いくらか統合したものである。知識とは、付加価値プロセス
において情報と経験と状況が渾然一体となったもの
である。
  ナレッジ・マネジメントは、社内の体系化されていない知識と
体系化された知識の価値を、組織が最大限に活用できるようにする
システマティックな方法を示す。

<教訓と成功例>
・すぐに応える文化を創り出す
・外部の知識を活用する

  社外の文書の検索と、外部の出版物や役に立ちそうな業界専門者
  を識別できるようにする
・入力の質を管理する
  主題について直接的でない知識が無い人でも、入力情報を解釈
  できるようにする。また、関連するキーワードや他の検索方法
  ですべての資料を引き出せるようなシステムにする

<活用・実践ガイド>
・知識を共有する
  知識を共有することで、プロジェクト等の方向性を正しい方へ
導き、余計な時間を費やすことがない
ようにする
・組織全体が参加する
  トップの支持があり、絶えずテコ入れしないと成功しない

2007年07月25日

マッキンゼー式 世界最強の問題解決テクニック 第2章

第2章 分析を計画する


 仮説を立てるというのは、「最初の会議で問題を解決」
することである。これを行うためには、証明を行わなければ
ならない。それに必要なのが、事実に基づいた分析である。
 分析については、二部に分けて説明していく。この章では
チームが仮説を説明するのに、どういうふうに分析の計画を
立てればよいのか
を説明する。


・キードライバーを探す
  ビジネスの成功を左右する要素はいくつかあるが、全部
が同じように重要なのではない。時間も資源も限られている
場合、問題に一番影響する要素を見つけて、それらに的を
絞る。
問題を一つ一つに分解するのではなく、核心に向かって
掘り下げるのである。

・大きな絵を眺める
  複雑で難しい問題を解決しようとすると、しなくては
ならないことが数限りなくあって目標を見失いそうになる
ことがある。こういうときは、精神的に一歩下がって、今
いったい何を達成しようとしているのかを考える。

  今している仕事は、「大きな絵」のどの部分にあたる
のかと自問すると効果的です。

・海の水を全部沸かすな
  猛烈に働くのではなく、賢く働く。
  今日の様にデータがいくらでもある状況では、とことん
分析しがちである。しかし、その分析が問題解決プロセスに
かなりの付加価値をもたらしているのでなければ、時間の無駄
でしかない。どの分析が必要なのかを見極めることが重要である


<教訓と成功例>

 ○立てた仮説から必要な分析を割り出す
 ○分析の優先順位を決める
 ○絶対的正確さを目指さない
 ○難しい問題は三角法で測定する

   (三角法とは、直面する問題について情報が極めて少ない
    場合、既知の情報から未知の正確な決定を行う方法
    方向性とだいたいの規模等が当たっていれば決定を下す
    には十分である)


<活用・実践ガイド>

・問題をリストアップする
   分析の計画を立てるとき、頭にあるのは具体的な最終結果だ。
   包括的なワークプランの第1歩は、最初の仮説を立案したとき
に識別した問題からスタートする。以下の項目をリストにしましょう

 ○答えに関するあなたの仮説
 ○仮説を証明あるいは反証するのに必要な条件
 ○分析するのに必要なデータ
 ○考えられるデータ源( 例:国勢調査、面接調査など)
 ○各分析の予想される最終結果の概要
 ○各最終結果についての責任者
 ○各最終結果の期日


・無用な分析を省く
   分析の結果によっては、そのあとにつづく分析が全部いらなく
なり、実施する手間が省けることがある。つまり、できるだけ先に
こうした「支配的な」問いに答えるように分析のスケジュールを立て
ましょう



   しっかりしたワークプランには、思考を構造化するのを助ける
という面があります。ワークプランを見ながら分析を全部書き出し、
優先順位をつけて不要なものを取り除く
と、最初の構造把握の段階
では露呈しなかった仮説における欠陥があればすぐに気づきます。

2007年07月24日

マッキンゼー式 世界最強の問題解決テクニック 第1章

第1章 問題の構造を把握する


 マッキンゼー式の問題解決プロセスは、構造化された
フレームワーク(枠組み)を用いて、事実に基づいた仮説
を立てることから始まり
、次に、仮説を証明するか、
あるいは反証するためのデータ収集と分析が続く
。仮説は
調査、分析を進めるときのロードマップとなります。
 この章では、目の前のビジネス課題に構造をあてはめる
には、どうするか、更に意志の決定をスピードアップする
仮説を立てるにはどうするかについて説明します。


 ビジネス課題に構造を応用する方法を要約すると、

 ・MECEを貫徹させる
   MECEは、「互いに重ならず、すべてを網羅する
(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive)」

頭字語で、この概念はマッキンゼー式思考プロセスの基本
の一つである。

 ・初めての問題など存在しない
   いくつものフレームワークを利用することにより
数多くの共通するビジネス状況の概要が素早く見えるようになる。

 ・クライアントは、それぞれが唯一無二
   フレームワークは万能ではない。クライアントが
それぞれ唯一無二だと心得ている。どの組織の抱える問題
でも、適当なフレームワークを利用して解決しようとする
だけでは限界がある




<活用・実践ガイド>

1.問題の構造を把握する

 ・現実を構造化する
 目の前にある問題の領域を決定して他の要因との
つながりや、なりゆきの全貌といった詳細の全体に
目を向ける
。こうすれば、重要でない要因を無視して
可能な選択肢の優先順位をつけることに集中できる


 ・問題を構成要素に分解する
   問題の構造を捉えるときの一般的なアプローチは
直面している問題を構成要素に分解することです。
 ほとんどの場合、複雑な問題はより小さく単純な問題
の集まりに変えることができ、そうすれば個別に解決
することができる
からです。
 
 ・ロジックツリーを活用する
   問題を分解するのに利用する最も一般的なツールは
「ロジックツリー」です。これは、問題のあらゆる構成要素
を階層ごとに並べたもので、俯瞰することから始めて、段々
に下降していく

 
 ・ロジックツリーはMECEであること
   ロジックツリーをMECEにすることで、見落としがなく
混乱することもなくなる。

 ・複雑な問題を単純な形で表現する
   現実を単純化したものをつくることによって、複雑な
問題のまわりに散乱しているものを取り除き、混乱に秩序を
もたらす




2.仮説を立てる

 ・最初の会議で問題を解決してしまう
   問題の中の事実を分析するとき、一つずつ分析して
いって最後に答えを出すより、仮説を証明あるいは反証して
いくほうがはるかに効率的である

  次の段階は、仮説を証明あるいは反証するのに、どの
分析が必要で、どういう質問をすればよいことかを決める。
このとき「イシューツリー」を用いると効果的。

 ・用意周到な準備が必要
   仮説を立案してテストするのにブレーンストーミング
に頼る。これは、新しいアイデアを生み出すことがすべて
である。だから、先入観は入口で捨てることだ。そのとき
次のルールを守るよう心がける

 ○悪いアイデアというものはない
 ○ばかげた質問というものはない
 ○自分のアイデアが退けられるのを嫌がらず、必要で
  あれば自ら取り下げる
 ○会議が長くなりすぎて収穫が減ってきたら、無理に
  続けないで中止する
 ○紙に書く


 ・その問題は本当に解決すべき問題なのか
   依頼された問題が真の問題かどうかを識別する
唯一の方法は、深く掘り下げ、質問をし、事実を入手する
こと
だ。そして、問題解決プロセスの早い段階で少し疑う

 
 <活用・実践ガイド>

 ・仮説はクイックテストにかける
   仮説は、問題解決プロセスの初めに立てるので
どちらかと言うと事実より直観に頼る部分が大きい。
そこで、直ちにクイックテストにかけるべきである。
 クイックテストとは、仮説のまちがいを素早く見破る
ことである。

 ・イシューツリーを作成する
   イシューツリーとは、仮説を証明あるいは反証する
のに取り組まなければならない一連の質問や問題点を示す

言わば、構造と仮説の橋渡しの役割を果たす。
 問題点を更に細かく分類していき、そこにある問題に
答えていくと、その答えによって反証された「枝」が直ち
に全て除去されるので、分析の際に行き止まりを素早く
取り除くことができる

2007年07月23日

現在読み進め中 5

現在読み進めている本は、

 マッキンゼー式 世界最強の問題解決テクニック
  (イーサン・M・ラジカル 著、SB文庫)

です。この本の主な構成は

 第1章 問題の構造を把握する
 第2章 分析を計画する
 第3章 データを収集する
 第4章 分析結果を解釈する
 第5章 最終結果をプレゼンテーションする
 第6章 チームをマネジメントする
 第7章 クライアントをマネジメントする
 第8章 あなた自身をマネジメントする

となっています。まとまり次第、記事に追加していきます
posted by sug at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月20日

レバレッジ時間術 エピローグ

エピローグ  人生という時間投資


・物事にはうまくいくための原理原則がある
  世の中には、うまくいくための原理原則が少なからず
存在します
。原理原則を学ぶだけでなく、実際にどういう
やり方だと成功したり、失敗したりするのかという先例も
豊富なケーススタディとして学ぶことができます

 そのような知識を持たず、すべてを自分の経験から
学んでいこうとすると、膨大な手間と時間とコストがかかる
でしょう。


・真似するなら自分に似たタイプを
  「学ぶ」の語源は「真似る」にあります。スポーツの世界
でも、優れた選手の技術や練習法などをチェックして、真似たり
盗んだりするのは、基本中の基本です。
 つまり、よほどの天才でないかぎり、自分でゼロから始める
のと、すぐれたやり方を学んで、そこからスタートするのと
では、時間効率が圧倒的に違います

 しかし、自分と性格やスタイルが全く違う人の話は、あまり
参考にならない
ということは、気をつけたほうがいいと思います


・時間投資の強力ツール「パーソナルブランディング」
  「パーソナルブランディング」とは、企業が自社の認知度や
競合優位性を高めたりするのと同じことを、個人レベルで行う
ことです。
 具体的には、パーソナルファイルをつくるほか、本・メルマガ
ブログを書いたり、セミナーを開催したり、新聞・雑誌に寄稿
する
などの情報発信を通じて築くことができます。
 これらの活動によって「自分は誰か」「何をしているのか」
「マーケットに対し、どんな価値を提供するのか」を伝える
こと
ができれば、ビジネスチャンスは格段に広がります。つまり、
収入アップ、安定した集客、有益な人脈などが期待できます。


・他人のせいにしている限り変われない
  言い訳は単にみっともないだけでなく、何の解決にもつながり
ません。これがクセになると、結局、状況だけがどんどん悪化し
ますます他者への恨みつらみが募るという悪循環に陥ります。
 株式投資のようなお金の投資と同じで、時間資産も成果が上がる
か否かは、100%自己責任です。

 重要なのは、自分の時間は自分でコントロールするという意識
時間に対してアクティブになって、

     「時間に追われずに成果を上げる生活」

を実現していきましょう。
posted by sug at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | レバレッジ時間術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月19日

レバレッジ時間術 第5章

第5章 時間密度を高める「チリツモ」技術


 この章では、時間密度を高めるためのテクニック的な
ことについて述べられています。単にかかる時間を減らす
「節約」ではなく、あくまで「時間資産」を増やして「成果」
を上げる
こと前提としてテクニックです。


・一冊一万円の雑誌でも全部読むな
  せっかくお金を払ったからと、全部読まなければもったいない
と言う人がいます。しかし、全部読むのは、時間と労力がかかる
割には効果が少ないものです。
 そこで、自分に必要なところだけ読む方法が効果的です。この
場合、自分にとって必要な情報だけを見分ける選択力が求められ
ます。
 必要なページを切り取り、隙間時間で読んで、必要な情報だけ
をメモする
のも一つの方法です。


・ノートPCより便利な「リモートメール」
  「リモートメール」とは、fonfun(旧ネットビレッジ)
という会社が展開している、PC宛のメールを携帯でチェック
できるサービスです。
  これにより、携帯からサーバーにアクセスすると、メール
の件名だけが表示される
仕組みになっているため、必要なメール
だけ受信できます。


・テレビはリアルタイムで見るな
  テレビは、情報が集約され、ビジュアルで表現されるので
短時間で最低限のことを理解するのには最適です。
 しかし、興味のない話題や情報もあったり、一度つけると
ダラダラと見続けてしまうなどの欠点もあります。
 そこで、HDレコーダーなどで録画し、必要なところだけを
抜き出して見る
という方法が効率的です。


・機器のマニュアルは必ず読む
  携帯電話、パソコン、デジカメ、MP3プレーヤーなどの
機器のマニュアルを読むことによって次のようなメリットが
あります。
 
 ○使える機能があるのに使わないと、大きな時間のロスになる
 ○機能を知りたいと思い、改めてマニュアルを読むのは手間



・「30分の自分時差」が生む大きな付加価値
  「30分早め」は、様々な場面で付加価値を生みます。
 例えば、通勤やランチタイムの混雑、飛行機のチェックイン
など、みんなが行動を始める前に30分前にアクションを起こす
ことで、スムーズに物事が進み、自分の目的を達成しやすくなる
ことがあげられます。
 
posted by sug at 19:55| Comment(0) | TrackBack(0) | レバレッジ時間術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月18日

レバレッジ時間術 第4章

第4章 「Doing More With Less」の哲学


 「Doing More With Less」とは、日本語に訳せば、
「少ない労力でより多くの成果を」という意味です。
時間にレバレッジをかけるという発想も、ここから
きています。
 本章では、「Doing More With Less」を実践する
ために必要な方法を挙げていきます。


1.「人に任せる」は究極の効率化

  時間を大幅に縮め、同じ、もしくはそれ以上の成果
を上げるカギとなるのは、「人に任せる」ということです。
 ムダなことをしないに加えて、自分でやらないことは
時間を縮めて成果を上げるための、極めて重要なポイント
です。
 ここで意外とつまずいてしまうのが、いわゆる優秀な人
能力の高い人です。こういう人は、なんでも自分でできる
ので、他人には任せられないと思い込んでしまう。そのため
一人で抱え込み、効率が低下してしまうことがあります。


2.KSFを見つけているか

  経営戦略の用語で、事業や業界においてカギとなる
成功要因のことをKSF(Key Success Factor)と言います。
 ビジネスにおけるKSFとして、過去の事実、成功・失敗例
上司や先輩の仕事のやり方
があります。これらを参考にすると
自分でゼロから考えるよりもずっと短時間で、成功のヒント
が得ることができます。
 また、仕事は必ずしも100点満点が必要なものばかり
ではありません。つまり、100点満点を狙って時間を多く
割くより、80点の仕事をより多くこなす
ことに時間を活用
すべきです。


3.意思決定は即座でなければならない

  どんな場合であっても、意思決定は速くなければ意味が
ありません
。後送りにすると、答えの内容に関わらず、状況
を悪化させるだけです。
 しかし、行動には段取りが必要です。意思決定は非常に
速く、行動はじっくり段取りを組んで行うと効果的です。

 これを可能にするのは、十分な情報量明確なゴールです。
それでも、判断に時間がかかる場合は、その原因を深く分析
するべきでしょう。
posted by sug at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | レバレッジ時間術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月17日

レバレッジ時間術 第3章

第3章 仕組み化・パターン化の絶大な効果


 本章では、「時間割」をつくって生活をパターン化
させて
無意識に物事を行えるようなコツを挙げます


1.生活の「習慣化」
   一日の時間割をつくることで、次のようなメリットが
得られる。

 ・一つ一つの行動に時間の枠を設けることで、枠内で完結
  させようというモチベーションが強く働く


 ・習慣化によって、集中力が高まる(脳科学的にも実証済)


2.面倒な作業のパターン化
  「机の上を片付ける」「たまった雑誌を整理する」などの
日常のメンテナンスのような作業を「パターン化」して組み込む
ことで、深く考えることなく自動的にやるようになります


3.やるべき仕事のレベルの見極め

   多少時間がかかっても100点満点の精度を求められる仕事
なのか、それとも80点でいいからスピードを重視すべき仕事なのか
を見極めることで、適した処理方法が変わります。
 精度とスピードの配分によって適した処理方法を用いることが
効果的です。


4.一コマ単位で頭を活性化
   頭脳労働は肉体労働とは違い、はっきりした疲労のメッセージ
が無いので、がんばっているつもりでも、集中力が低下し、確実に
効率が下がっていきます。
 そこで、90分を一コマとみなし、コマの間に10分の休憩を入れる
というパターンをサイクルにする
とより効果が上がります


5.効果的な睡眠方法
   ・「早寝早起き」から「早起き早寝」
   ・「ビフォア9」(午前9時前)を有効活用
   ・15分昼寝で、午後の作業効率を向上
   ・暗記作業は睡眠前がベスト
     (睡眠中に、脳が情報を整理、記憶定着を促す
posted by sug at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | レバレッジ時間術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月16日

レバレッジ時間術 第2章

第2章 成果はスケジューリングで決まる



 本章からは、時間投資の考え方に基づいた時間の使い方
すなわち「レバレッジ・スケジューリング」について述べ
られています。
 「レバレッジ・スケジューリング」の柱になるのは、
以下の3つです。

 1.俯瞰逆算スケジュール
   ・課題を設定し、課題達成に必要なステップに割り振り
    他の予定とのバランスを取りながら落とし込む
   ・1ヶ月以上の中長期でスケジュールを組む
   ・仕事のみでなく、自己啓発などの個人レベルでも行う 


 2.時間割
   ・時間の使い方を4つに分類する

    ○インプット   (自己投資など)
    ○アウトプット  (仕事)
    ○生活      (食事、風呂、睡眠など)
    ○プライベート  (自由に使う時間)

    この4つの分類で、1ヶ月の時間家計簿を作成して
    「成果」の観点から評価する。数値化すると、分析
    が容易になる

   ・インプットの時間を天引きする


 3.タスクリスト
   ・俯瞰逆算スケジュール、時間割を見ながら、設定した
    ゴールをクリアするために、いつの時点で何をしなければ
    ならないか、そのためには今日、具体的に何をすべきかと
    いうところまで落とし込む

   ・「本当に必要な仕事」のみをリストする。今やらなくても
    よい仕事や、やってもやらなくてもいい仕事は、備忘録に
    残す。

   ・ルーチンワークを行う場合、チェックリストをテンプレート化
    し、「仕組み化」を行う。
posted by sug at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | レバレッジ時間術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月15日

レバレッジ時間術 第1章

第1章 時間も「投資」で増やす時代



 労働環境は以下の2つのように変化している傾向にあります

 ・労働の中心が "肉体労働" から "知識労働"に変化しつつある
   (労働の成果が、労働時間から労働成果に移行している)
 ・終身雇用や年功序列のような従来型の制度が消えつつある
   (自動的な昇進が減少し、成果を残さなければ評価されない)

 では、いかにして時間の効率を上げていくか、密度を濃くするか?
その答えが「時間投資によって時間資産をつくる」ということです。
 具体的に、時間を投資する方法として、

 ・「短期間で効率的に同じだけの成果をあげる仕組みを作る」
    =(少ない時間で "仕組み" をつくり、大きな効果を上げる)

 ・「時間の天引き」
    =(あらかじめやりたいことをやる時間を天引きし、残り
      の時間で成果をあげるよう自分を仕向ける)

 
が挙げられます。
 
 時間投資には、基本的な手順があります。

 1.事前リサーチ
   (仕事全体を見渡して、何が面倒なのか、何に時間が
    かかっているかを把握する)

 2.スクリーニング
   (リサーチで見つけた問題点の中のうち、どれについて
    効率化を図るかを検討)

 3.時間の再投資
   (時間投資により増えた時間を、更に時間投資に回して
    より一層の投資効果を上げる)


 又、仕組みをつくるうえで大切なのは、「再現性」を持たせ
なければならないということです。偶然に得られた効果では、
後に続かず時間資産とは言えません。「再現性」を持たせるには
体系立ったやり方を考えなければなりません。これにより、人に
教えることが可能となるので、単に個人レベルでなく、チーム全体
の時間資産
を増やすことも可能となります。

 具体的な内容については、次章以降で取り上げていきます。
posted by sug at 10:19| Comment(0) | TrackBack(0) | レバレッジ時間術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月13日

現在読み進め中 4

現在読み進めている本は、

 レバレッジ時間術 -ノーリスク・ハイリターンの成功原則
  (本田直之 著、幻冬舎)

です。この本の内容について順次記事の追加を行っていきます。
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2007年07月12日

「超」整理法 第4章

第4章 アイデア製造システム


この章では、新しいアイデアを生み出すための方法を述べます


1.「取り掛かり」段階

 ・知的な人々が周りにいれば、理想的なインキュベーターになる
 ・最も難しいのは、「仕事を始める」ことである。パソコンの
  柔軟な編集機能の助けで、このバリアを突破する
 ・仕事について「現役」になっていれば、いつかは完成する


2.「ゆさぶり」段階

 ・自分自身との無意識の対話が重要
   (無意識的活動のときこそ、創造性が高まる?)
 ・読んでもらったり、本と対話することも重要


3.自分自身のメモ

 ・持ち歩き端末:あとの処理は最も簡単だが、入力スピードが遅い
 ・紙のメモ  :「超」整理法の原則に従い、カードを止めて
           ノートにびっしり書く(紛失防止のため)
 ・録音メモ  :考えを中断されないので、極めて強力
           (情報をため込み過ぎると、混乱のもとに
          なるため注意が必要)
      
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2007年07月11日

「超」整理法 第3章

第3章 整理法の一般理論



1.情報整理法の基本形としては、次の4つのものがある。

 ・図書館方式
   最も普通に使われているもので、内容分類によって置き
   場所を変える。

  <長所> 情報収集者以外の人が利用するには適している。
  <短所> 分類に伴う一般的な問題が生じる。これにより
         秩序が徐々に崩壊していく。
         自動的に捨てられない

 ・百科事典方式
   タイトルの五十音順に並べる

  <長所> 分類に伴う問題が無いので、簡単にできる。
         タイトルが分かれば、検索も迅速に行える。
  <短所> タイトルの命名ルールが確立できない。
         タイトルを知らないと、他の人は使えない。
         自動的に捨てられない

 ・検索簿方式
   実物は到着順に置き、別途検索簿を作る

  <長所> 情報収集者以外の人も検索できる。
         分類に伴う諸問題を克服している。
  <短所> 手間がかかる。
         検索簿のメンテナンスが適切でないと混乱を招く
         自動的に捨てられない
       

 ・「超」整理法
   時間順に並べる

  <長所> 分類に悩む必要がない。
         簡単に行える。
         自動的に捨てられる
  <短所> システム作成者以外には検索できない。
         検索がやや不便で、時間がかかる


2. ランダム・アクセスをとらない時間軸検索は、一見して
  他の方式より検索スピードが遅いように見える。
   しかし、簡単にできるか、事故に強いか、捨てる判断が
  容易か、などの基準を同時に考慮する必要がある



3. 専門の担当者がいる場合には、検索簿方式が最も優れて
  いる。
   そうでない場合の個人用の情報システムとしては、多く
  の場合に超整理法が最も優れている

  
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2007年07月10日

「超」整理法 第2章

第2章 パソコンによる「超」整理法



1. パソコンは、高速検索が可能で、記憶容量が大きいので
  ファイルをあらかじめ分類・整理しておく必要が無くなった


2. 全体の仕事の中でどの部分をパソコンに担当させるかの
  判断が重要である。論文作成などの正統的な利用法の他に
  電子日誌、電子ファックス、データベース検索が有用だ。
  予定表は電子メディア向きでない。
   (編集作業の手間や一覧性の点でやや不便?)

3. パソコンで作成するファイルについても、内容で分類せず
  ひたすら時間順に並べる。これが、検索の第1キーになる。
   この他に、次のような補助キーを用いる。

  ・用途による区別(論文、メモ、レジメ etc)
  ・相手先の組織名を用いるファイル名
  ・最終的なキーは、テキスト中の「ことば」である
ラベル:仕事術 仕事 整理
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2007年07月09日

「超」整理法 第1章

第1章 紙と戦う「超」整理法



1.押出しファイリング

 書類や資料は、内容で分類せず、ひたすら時間順に並べる。
 ひとまとまりになるものを封筒に入れ、到着順に左から本
棚に並べる。使用したものは左端に戻す。


2.ポケット一つの原則
 
 人間の記憶は、場所については弱い。だから、内容に応じて
置き場所を区別すると、見つからなくなる。押出し方式では、
すべての書類を1つのポケットに入れる


3.時間軸検索

 時間軸による検索は、極めて強力である。なぜなら、

 ・使用する書類の大部分は、最近使ったものの再使用である。
 ・人間の記憶は、時間軸に関しては強い。


 時間的な前後関係が明確なのは、一つには、因果関係による
ものが大きい。記憶の糸をたどるようにして目的物にすばやく
たどり着くことができる。


4.平均アクセスタイム

 通常の整理法では、「活性ファイル」が「家なき子ファイル」
や「家出ファイル」になってしまう。
 押出し法では、これらを正当にワーキング・ファイルとして
扱う。このため、平均アクセスタイムが短縮される。
 まず収納し、あとから秩序を作るのである。


5.名刺

 名刺情報の有効期間は、平均1年半程度でしかない。だから、
名刺でデータベースを作ろうとする試みは無駄である。
 ひたすら時間順に並べ、一定期間経過後にコピーをとる
posted by sug at 19:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 「超」整理法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月08日

現在読み進め中 3

現在、読み進めている本は

 「超」整理法  情報検索と発想の新システム
   (野口悠紀雄 著、中公新書)

です。内容がまとまり次第、順次記事の追加を行っていきます。

posted by sug at 18:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月07日

すごい「実行力」 第6章

第6章 「三日で結果が出る」を体感してみよう

本章で、すごい「実行力」の最終章です。


 人間には、嫌いなことや苦手なことを後回しにする傾向
にあります。この行動原理を 「プレマックの原理」と言い
ます。「いくつかの行動から一つを選択するとき、選択
された行動は他の行動を強化しうる
」。簡単に言えば、好き
なものから手をつけるということです。

 第4章の、脱感作のところで紹介したのは、実はあれが
プレマックの応用なのです。「目標をクリアしたらあとは
自由にできる」という因果関係を脳に学習させ
、目標達成
意欲を喚起したわけです。
 仕事は、苦手なことから始めましょう。やらなければ
ならない仕事をリストアップし、やりたい順に番号を振り
最下位にランキングされたものから手を付けるのです。


 「実行力」を高めるのに役立つ方法はたくさんあります。
例えば、ポケットにビー球をいれておくのもその一つです。
やると決めたことを行ったたびに、ビー球を一つずつ反対側
のポケットに移していく
のです。これなら確実に行動でき
うっかり忘れることはありません。


 なかなか実行に移せない人は、その日やるべきことを時系列
に書き出してみる
のも効果的な方法です。
 一日の課題が上から順に消えていくのを見るのは快感です。
 消す行為そのものがご褒美となるので、グラフやポイントカード
に似た力を発揮します。いつも持ち歩いてすぐ見られるように
手帳サイズのものが使いやすいと思います。
 メモに行動予定だけでなく、ご褒美に関することや、勇気付け
のメッセージを書き込むのも効果的です



 意志が弱く、まだ実行する自信が持てない人に良い方法が
あります。行動しないと後で困ることを考え、一つ一つ書いて
いきましょう
。ネガティブな理由でも構いません。そして、
書いた内容を目立つ場所に置いておきます。自分の困る理由を
常に目にすることによって、「実行力」が高まります。文字の
持つパワーは思ったよりも強く、あなたの背中を押してくれる
はずです。実行をずるずると引き延ばす人には、困る理由を
突きつけて危機意識を高める
のが有効です。
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2007年07月06日

すごい「実行力」 第5章

第5章 続ける技術 「精神力」は一切必要ありません!


 やる気があるのに、いざ実行しようとするとなかなかうまく
いかない。そんな人があなたの周囲にもいると思います。
 人間の行動は、先天的な能力の高さや意志の強さに左右される
ものではありません
。行動と結果の因果関係に、個人の能力や
精神力は関係ないのです。
 本章では、行動にフォーカスした実践方法を具体的に解説します。
 行動を変えれば結果は自然に変わります。そしてこれは、誰に
でもできる方法です。



 自分で決めた目標を、いざ実行しようとするとき効果的なのが
「言語化」です。ここで言う、言語化とは、やるべき行動を第三者
にもわかる言葉で具体的に表現すること
です。回りくどい言い方や
抽象的な表現を使ってしまうと、意図するところが100%伝わること
はありません。
 言語化はとても重要な要素です。自分の望む行動があるなら、まず
それを言葉に落とし込み具体的に表現しなければなりません。そこ
からすべてが始まります。

 言語化するには、その行動を分解する必要があります。細かく
分解すればするほど正確な言語化が可能になりますので、「行動の
分解」
という概念を正しく理解して忠実に取り組んでください。
 行動の分解は、行動科学マネジメントの大きな柱であり、決して
軽視できない概念です。
 言動を言語化する作業は、できるリーダーになる訓練でもあり
ます。部下に取らせたい行動を的確に表現できるので、あなたの
指示やアドバイスが伝わりやすく、結果的に仕事がうまくいく
ようになります。

 「実行力」を身につけるツールに「チェックリスト」があります。
 これは取るべき行動を細かく分解したもので、言語化の行き着く
最終形態と言ってよいでしょう。その際、チェック欄を複数設ける
となお良いでしょう
。全ての項目を繰り返しながら自分の目で確認
でき、回数を重ねることでチェックを入れる項目が増えていくため
自己成長の度合いが一目で分かります



 自発的に行動しようとするとき、言語化とともに大切なことが
もう一つあります。お手本を見つけ、積極的に真似ることです。
 これを行動科学で「モデリング」と言います。理想となるモデル
を探し、良いと思われる部分を積極的に取り入れるのです
。取り
入れる際にも、言語化は欠かせません。モデリングの秘訣は、
自分の目で観察し、自分の頭で考えることです。

 上記のようにモデリングをしても行動が身につかなければ意味
がありません。行動科学マネジメントでは、モデリングの後に、
ロールプレイングで練習するように勧めます
 新しく学んだ行動は不安や恐怖感に邪魔されやすいため、練習
を積んで本番に備えるのです。これは、実験でも明らかにされて
います。新しい行動を身につけるには、とにかく反復すること
です。「実行力」を高めたければ、モデリングと反復トレーニング
を開始しましょう




 一大決心していよいよ行動を始めても、次に待ち構えている
障害があります。「長続きしない」という伏兵です。
 では、どうすれば「実行力」を維持し、行動反応率を高めれ
ばよいでしょうか。
 それには、次の2点が効果的です。

 1.自分へのご褒美を用意すること
 2.成果をビジュアル化すること


 前述したように、行動するたびにご褒美が手に入ると、人間
はその行動を何度も繰り返すようになります。「行動の強化」
です。また、行動が続いている状態を自分の目で確認し、自分
の成果をビジュアル化すると大きな励みになります。
 「行動のあとにメリットが待っている」という因果関係のルール
と、行動データのビジュアル化。この両輪が揃ったとき、行動
反応率を維持し、さらに行動反応率を高める理想的な環境が
整います。つまり「実行力」が高まるのです。
posted by sug at 19:25| Comment(0) | TrackBack(0) | すごい「実行力」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月05日

すごい「実行力」 第4章

第4章 100%の実行力 確実に「夢を叶える人」になる!


 人間、誰にでも苦手なことがあるものです。
 苦手なことを客観的に分析してみると、そこにはやはり理由
が隠されています。人間の行動は不安感や恐怖感に邪魔される
面をもっているのです。
 行動科学では、こうした不安や恐怖を克服するのに「脱感作法」
を用います。分かりやすくいうと、「徐々に慣らしていく」方法
です。脱感作法は臨床心理学の分野で確立された治療法で、正式
には、「系統的脱感作」と言います。患者の抱く様々な心理的
障害を取り除くのに効果を上げており、ビジネスにも非常に役立
ちます。
 例として、「人前で話すのが苦手」な場合を挙げるとすると、

 1.プレゼンに同行する
 2.発表者にメモを渡す役を行う
 3.発表者の脇に立つ
 4.「終わり」のあいさつをする

というように、徐々に段階を踏んで少しずつ刺激に慣れさせて
いくことで、苦手を克服できるようになるでしょう。


 先に挙げた「脱感作法」によって苦痛を克服するわけですが、
その際に欠かせないのが、「リラクゼーション法」です。
臨床心理学で確立された効果の高い方法で、これがないと脱感作
はうまくいきません。具体的なやり方を以下に紹介します。
 
 1.全身に力を入れて硬直させる          10秒間
 2.ゆっくりと力を抜き、全身の筋肉を弛緩させる  30秒間
 3. 1と2を5セット繰り返す


リラクゼーション法は、筋肉を弛緩させることで心を鎮める方法
です。人間の身体と精神は密接に結びついており、片方が緊張
するともう片方も緊張します。反対に、片方がリラックスすると
もう片方も自然とリラックスするのです。
posted by sug at 19:12| Comment(0) | TrackBack(0) | すごい「実行力」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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